打上花火、CDで聴くか、Spotifyで聴くか
…またの名を、FLYERS(SKY-HIファン)による、推しアーティストがいるオタク向け、Spotify推進ブログ。
すみませんDAOKO・米津玄師さんの曲・映画には一切関係ありません。良い曲ですけどね。単なる言葉遊びです。
…もといっ!
初めに…
ほらっ!!!!ほらっ!!!!言っただろうSpotifyだぞ皆の衆!!!(日本ではまだまだ少数派で肩身狭かったけどSKY-HIがやっぱりSpotify派だと知って突然威張り出すSpotify民)
— かおり (@kaoru_flyersHK) 2017年12月29日
どうもSpotify Japanの回し者です
(違います)
あれは12月28日の夜。
圧巻のCDJ出演が終わった後、上機嫌かつほろ酔いモードのまま(実に可愛い)インスタライブを決行した、SKY-HIこと日高光啓氏が一言。
「ねぇみんな、おれのきょく、すぽてぃふぁいできいてくれお〜」
…
すぽてぃふぁいできいてくれお〜
…
Spotifyで聴いてくれよ〜
………っ!!!
合点承知ノ助。
ってなわけで。
この一言をきっかけに、
僭越ながら、
Spotify歴ほぼ半年のワタクシが、
日本ではまだまだユーザー数の少ない
Spotifyを推すとともに、
なぜSKY-HIがSpotify発言をしたのか
を、検証していきます。
私とSpotify
https://www.flickr.com/photos/downloadsourcefr/16373624539
まずは簡単に、いま私がどういう感じでSpotifyを使っているかを紹介しておきます。
Spotifyには無料会員と有料会員があります。
私は4、5ヶ月くらい前までは無料会員でしたが、今は月額1000円ほど払って有料会員になっています。
比較対象として、Apple Musicもお試しで使ってみたんですけど、結局Spotifyに落ち着きました。
アプリは自分のノートパソコンとスマホの両方にダウンロードしていまして、学校や家での自習中にBGMが欲しい時はパソコンで、移動中は大抵スマホ&イヤホンで聴いてます。あと最近のお気に入りは、寝る前の20分ほど、いいヘッドホン使って、ベッドの中で音楽をディグることです。
一般的なSpotifyのいいところ
Spotifyの良さに関しては、すでにたくさん書かれている通りで…
(無断引用失礼します)
ざっとまとめると、
などがSpotifyの長所として挙げられている場合が多いですね〜
短所は、邦楽のラインナップが弱いことがよく言われてます。
個人的にSpotifyで聞けなくてうずうずしてるアーティストは、星野源氏と、UNISON SQUARE GARDEN。某J事務所は…もう…諦めと呆れの境地…あぁぁぁ〜〜〜Spotify Japan様交渉頑張ってくらさい。
あと、大抵の曲は上がってるのに「なんでこの曲だけないの!?」みたいな事態もたまにあります。
SKY-HIはほぼ全曲あって、
SALUもほぼ全曲あって、
RAPSTAもあるのに…
Say Hello To My Minions だけごそっと無かったり…(これだけは本当に謎)
あとFLOATIN'も無いですね。
ただこの弱点は、(自分の体感ですが)どんどん改善している印象です。今挙げたアーティスト・作品も、アップロードは時間の問題だと思ってます。海外ユーザーだと聞けない曲もあるのですが…日本で使っている限り、ラインナップは十分豊富だと思います。
最近だとELTとか宇多田ヒカルとか、大物が続々と参入してきてますね。アーティストがプロデュースするプレイリストとかも多くて、あぁこれはものすごい勢いで日本のユーザーを増やそうとしてるんだなぁと思います。
FLYERS的ポイント、あるいは特定のアーティストのファン/オタク向け事項
さて、ここからが本題です。
推しアーティストの楽曲が最近配信サービスに載るようになった、そこのあなた。
推しアーティストが影響を受けた曲を知ると、気になってくる、そこのあなた。
推しアーティストが海外進出を目論んでいる、そこのあなた。
特定のアーティストを応援するオタクにとって、Spotifyがどういう意味をなすか。
という話です。
〜まず、結論。〜
今後配信サービスがさらにメジャーになっていくのは間違いないでしょう。
そうなった2018年以降の日本で、
ベストなアーティストの応援の仕方とは。
もちろんライブ参戦&グッズ購入は相変わらずだとして…
音源に関しては、私の個人的予想ですが、
CDを買った上で、日常的にはストリーミングで聴く
…という風になっていくのではないかと思います。
もちろんCDは買うよ!?
記念にジャケ買いするでしょ!
歌詞カードをめくるワクワクだったり、
棚に並べる喜びだったり…
配信サービスを使おうが使わまいが、
CDを買う楽しみは変わらないと思います。
推しアーティストの新譜は、まぁそうなりますよね。
だがしかし、スマホで音楽聴きたい時は…?
〜オフラインで快適に〜
CDから音源を読み込むのって、
面倒だったりするじゃないですか。
追記:最近はスマプラっていう機能もあるみたいですが、全部のCDについてるわけじゃないですしね。
その面倒のためだけに、
iTunesで同じ新譜を買うのも、
お財布に優しくない。
そんな時に、Spotify。
月1000円で、オフラインで聴き放題。あと大学生は学割も。しかも、Apple Musicに比べて、Spotifyはオフライン視聴のために曲をダウンロード(有料機能)するときのスピードが早い印象があります。(個人の感想です)どうやら、システムサーバーがとっても優秀だそうです。スマホの容量さえあれば(あるいはSDカードで容量を増やせれば)すごく快適です。
〜再生回数で貢献できる〜
なんでもかんでもアーティストに貢献したくなっちゃうオタク稼業。
やっぱり推しアーティストにチャートの頂点をとってもらいたい!
そんな時でもSpotify。
これまたApple Musicとの違いになりますが、Spotifyでは曲の再生回数がわかりやすく表示されます。曲・アーティストの人気が明確にわかってしまうのです。YouTubeの再生回数と同じで、音源の再生回数も注目されるってわけ。
これからの時代、世界規模で、
Spotifyでの再生回数が、
アーティストの人気のバロメーターになる日がきます。
しかも、再生回数が多いと、回数ランキング上位だけで構成されたデイリーチャートに名前が載るわけです。
いつかは、ここにSKY-HIという字の羅列をみたい!
(笑)
CDを買っても、iTunesで曲DLして何百回スマホでヘビロテしてても、そのヘビロテした”回数”はどこにも加算されないですよね。なんでも貢献したいオタクの性質上、どうせ曲を聞くなら、再生回数でも貢献したいわけです。
しかもSpotifyでは、一再生ごとに0.16円ほどアーティストへの還元があるそうです。*1”ちりつも”方式ではありますが、CDを買ったあとも貢げるなんて、ロマンがあるじゃん!()
〜ユーザーベースが世界規模〜
推しアーティストが世界進出を目論んでいるのを
なんとかして応援したいそこのあなた!!!
つまり、
よぉそこのFLYERS!
そんな時こそ!SPOTIFY!!!
世界規模のストリーミング事業で、
一番シェアが高いのは、
Spotifyなのです。
アクティブユーザーの数は世界で1億4000万!
なんと日本の総人口よりも多い!
有料会員だけでも5000万!
ちなみに、比較対象として、
現在、Apple Music(有料のみ)の会員が3000万人。
LINE MUSICは去年の初めにアプリが2000万DLを突破したそう。
1億4000万の音楽好きが選んでいるのが、Spotifyなのです。そして世界中どこからでも、さっきのデイリーチャートをチェックできます。つまり、世界中のJ-POPファンが、あのデイリーチャートから、日本のアーティストをチェックしている可能性があるのです。
アメリカでレコーディングしたSKY-HIも、現地のアーティストに「君の曲はSpotifyで何回再生されてるんだ?」と聞かれたそうな。冒頭に書いたインスタライブで、そう言ってました。Spotifyが日本で弱いからか、SKY-HI楽曲はお世辞にもまだ再生回数が多いとは言えないので…悔しかっただろうなぁ…
例えば、アメリカのとあるJ-POPファンが…
「へぇ〜SKY-HIっていう日本のミュージシャンが二回目の海外ツアーか…どんな曲作ってるんだろ。Spotifyで聴いてm…(ポチッ)あ、な〜んだ***回しか再生されてないんじゃん。大したことないな…」
こんなの、嫌じゃないすか!
だからこそ、
「ねぇみんな俺の曲Spotifyで聴いてくれよぉ」
だったんじゃないかなぁ、と。
SKY-HIに限らず、世界進出を目指すアーティストなら、Spotifyにおける注目度は今後さらに重要になっていくと思われます。
〜Spotifyで音楽的見聞を広げるor広げた気分になる〜
ここまでで、数あるストリーミングサービスのうち、私がSpotifyを推したい理由はわかっていただけたと思います。最後は、ストリーミング自体の魅力について。
お金がかかるのがオタク稼業。
推しアーティスト以外の楽曲まで、
フィジカルで入手するのは、
なかなかお財布に優しくない。
そんな時に、Spotify!
YouTubeにMVが載ってないアルバム曲も、
大昔のジャズやクラシックも…
今昔、世界各国、津々浦々。
いろんな音楽を聴き放題です。
SKY-HIは、他の様々なアーティストのように、国内外そして色んな時代の”音楽”への造詣が深い人です。Twitterやインタビューで、突如洋楽のアーティストの名前が出てくるのもしばしば。私も、最初は目が点になることも多かったです。
HIPHOP聴き始めたのはネプチューンズからだしその後ファレルがインタビューでATCQにマーヴィン・ゲイにカーティスメイフィールド、色んなアーティストを教えてくれてから昔の曲を聴き漁る様になり、中学生の頃の俺に刺激をくれたファレルや雑誌たちには感謝しかない。 #1986産まれ
— SKY-HI(AAA日高光啓) (@SkyHidaka) April 7, 2017
でも、気になった名前をSpotifyで検索することで、
新たな音楽との出会いがありました。
HIPHOP聴き始めたのはSKY-HIからだしその後SKY-HIがインタビューでSEEDAにFUNKY GRAMMARにネプチューンズにティンバ、国内外問わずいろんなアーティストを教えてくれてるから昔の曲を聴き漁るようになり、高校生の私に刺激をくれたSKY-HIやウェブメディアには感謝しかない。#2000産まれ https://t.co/dlZlsicb2R
— かおり (@kaoru_flyersHK) December 20, 2017
推しアーティスト第1号の発言から、
さらにその人が影響を受けた先人の音楽を聴くことで、
新たな推しアーティストが生まれたり、
未知のジャンルの音楽に出会ったり…
そう、
HIPHOPで言うところの、
「ディグる」文化。
そして、
星野源曰く、
「Continues」。
これが、音楽の醍醐味だと思います。
他アーティスト、
他ジャンルの音楽を聴いてこそ、
推しアーティストの
本当の魅力が分かるはずです。
それを、とっても手軽に、お財布に優しく、サクッとできちゃうのが、ストリーミングのいいところなのです。
おわりに…
どうもSpotify Japanの回し者です
(二回目)(むしろ否定できない)()
最近、都内で「***をSpotifyで聴こう」という”アーティスト”重視のキャッチフレーズで、大々的なキャンペーンをやっているのを見かけました。もちろん、その***が推しアーティストに当てはまる場合は、有効なキャンペーンでしょう。
ただ、
私が考えるSpotifyの魅力は、
「どのアーティストを聴けるか」
ではないと思います。
結局のところ、それは、
どの配信サービスもほぼ同条件だからです。
それよりも、
プレイリスト文化を含めた
ストリーミングというプロセスそのもの
が真の魅力なんじゃないかと思います。
その中で、
大手ストリーミングのパイオニア的存在で、
”世界の音楽最前線”たるSpotifyに、
一日の長があるからこそ、
私はSpotifyを選んだのだと思います。
そして、まとめると、
- オフライン(有料)が便利
- 相対的にお財布に優しい
- 再生回数で貢献できる
- アーティストの”世界と繋がりたい!”を応援できる
- ”音楽を知れる”
が、特定のアーティストを応援するオタクのみなさまに対する、
魅力の詳細になるわけです。
…
ストリーミングと、円盤、
そしてライブ事業のコンビネーション。
アーティストとファンの関係性も、「敷居は低く、奥行きは深く」。そう、SKY-HIのモットーそのもののようになってきたのではないでしょうか。
…
誰もが、音楽という大宇宙への扉の鍵を持っている時代です。
そして、
特定のアーティストのオタクが、
”音楽”のオタクになりやすい時代。
そう、思います。
さぁ。
大宇宙への扉、開けてみませんか?
おまけ:プレイリスト作ってみた
ここまで読んでくださった皆様に、おまけとして、私が作ったプレイリストを紹介させていただきます。こうして、自分の好きな曲をまとめてシェアできるのも、Spotifyの楽しみです〜
勝手にThis is: SKY-HI
"This is:" プレイリストは、有名アーティストならだいたいある公式プレイリストです。いわゆる、”代表曲”のまとめです。SKY-HI版がなかったので、勝手に作りました(笑)
SKY-HI Feat. & X
こちらは、SKY-HIとして客演・コライトした曲のうち、Spotifyで見つけられたものをまとめています。メジャーデビュー以前のレアな作品もあったり。
SKY-HI が選ぶ2017ベストアルバム +a
プレイリストと言うより、ただただアルバムが並んでいるだけですが…(汗)MUSICA1月号への寄稿より5つのアルバムと、その他インタビューなどで今年SKY-HIが話題にしていたアルバムを追加しました。今年確実にSKY-HIが聴いていた曲、と考えると、ワクワクしてきませんか?
Grade AAA License!
AAA級雷センス!という連載の初期に、日高光啓がおすすめ曲として紹介していた主な曲たち。つまり、2006年頃の”だっちゃん”が聞いていた曲ってことです。アーティストの名前のみ上がっていた場合は、その代表曲がピックアップされていたりします。
AAAvex TraXXX
AAAの楽曲を中心に、AAAメンバーのソロプロジェクト/セルフカバー、さらに、後輩のDa-iCEやlolの代表曲もごちゃ混ぜにした、エイベ賛歌とも言える非公式プレイリスト。もう一度言います。なんでもごちゃ混ぜです。
TOKYO Evening: My Personal Favourites
最後は、AAAもSKY-HIも関係ないですが…個人的に”音色”と”雰囲気”が好きな日本のアーティストの曲をプレイリストにしました。あ、このブログの人、こういう”音”が好きなのね〜と思っていただければ…
*1:後記:書き直しましたすみません。0.03円は間違いです。