12月12日記念・全てを経た"Marble - Rerec. for JAPRISON"の話
遅ればせながら…
12月12日は!
我らがSKY-HI a.k.a. 日高光啓氏の…
お誕生日!
アルバム発売!!
そしてRAGツアーファイナル!!!
トリプルおめでとうございますっっ〜!
新アルバム”JAPRISON”。地球のほぼ裏側からですが、めちゃくちゃ聴いてます。
【早期購入特典あり】JAPRISON(通常盤)(オリジナルB3ポスター付)
- アーティスト: SKY-HI
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2018/12/12
- メディア: CD
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めちゃくちゃ響いています。
本当なら、一曲一曲、アルバムの感想を書いていきたいところなのですが…
取り急ぎ、この曲のことを書きたいと思います。
『Marble - Rerec. for JAPRISON』
インパクトのある新曲だらけの中にあって…終盤に再収録された”Marble”(去年10月発表)を語りたいのです。
なぜって、
アルバムがストリーミング解禁されて、
はじめて全曲を通しで聞いたとき…
ここ1年何度も聴いたはずの”Marble”が、今までとは違う新たなメッセージを私にくれたような気がしたから。
全てを経た”Marble”が、生まれ変わっていて…鳥肌がたったのです。
2017年10月。
デジタルアルバムのリード曲として配信された時の”Marble”は、
人種差別とか排他的な風潮のある社会に対して歌った曲という印象でした。
多様性を受け入れようよ。自分とは違う価値観を持っている人も、愛そうよ。
…そんな、温かいメッセージ。
サードアルバム、”OLIVE”の延長線上に、世界平和を歌った曲なのかな、とも。
さて。
”OLIVE”の目線が「僕と君」であり、その延長線上の「世界平和」であったとするならば、
今回の、”JAPRISON”の目線は「俺と、もう一人の俺」で、その延長線上は「自己肯定」なんじゃないかなぁと思うんです。
アルバムの中核を担うと思われる曲は特に。
"Persona"しかり、
”Doppelgenger”しかり、
”New Verse”しかり。
自分の中に、いろんな人格・仮面・感情があって、
どれが本物?
いや、どれも俺自身なんだ。
みたいな。
アイドルな自分、
コンシャスな自分、
ミュージシャンな自分。
迷いも悩みも、
出会いも別れもある。
それでも戦っていく。
生きていく。
SKY-HI自身が全てをさらけ出してくれた新曲たち。
そしてそのJAPRISON”本編”のフィナーレを飾るのが、”Marble”。ニコ生でそういうニュアンスのこと言ってたよね…?いずれにせよ、Name Tag以降はボーナストラック的な印象を受けます。
2018年12月。
全てを経た"Marble"は…
僕にもいろんな顔がある。君の中にも、いろんな君がいていいんだよ。
君自身の中にある、どんな人格も感情も、全て君自身なんだよ。
自分のいろんな顔を、愛してあげてよ。
そう言ってくれているような気がして。
とっても、勇気付けられました。
特に、『Black, White, Yellow, Red and Blue』の部分。去年の時点では、色々な人種やカルチャーを、絵の具に例えた比喩だと思っていたんだけど… その他に、自分の中の、色々な自分を例えている、とも受けとれるなぁ、と。
黒い感情、
白い感情、
黄色い感情、
赤、青…
それこそ、インサイド・ヘッドみたいに。
あるいは、
日本人のアイデンティティー、
アジア人としてのアイデンティティー、
欧米に憧れる気持ち…
そんな、「いろんな自分」を愛する歌のようにも聞こえてきました。
以前の解釈も、今の解釈も、もしかしたら他の解釈だってあり得ると思うし、どれも間違いなんてないと思う。
むしろ、曲そのものが、ダブルミーニングのような。一粒で二度美味しい、ってやつ(笑)
それを反映するかのように、再録されたSKY-HIの歌声はもっと優しくなったように感じました。社会へのメッセージじゃなくて、私のようなリスナーの心に寄り添ってくれるような。同じ目線に立ってくれるような。
で、「混ぜりゃとても綺麗」が「どれもとても綺麗」に変わったのも、なんか納得でした。アイデンティティーや感情は、カルチャーも、交わらせること”だけ”が正解じゃない、ってことでしょうか。
私も、その時その時の自分に正直に生きていこう。どんな感情を持った自分も、どんな顔も、自分自身だから。愛してあげよう。
とにかく、新しい解釈を感じた時、自分自身に勇気が湧いてきました。特に、ちょうど今、新天地で自分を模索しているので…
アルバムを経て、
こんなに変化するなんて。
音楽って面白いなと思ったし、
”アルバム”って、やっぱすごいなぁとも思いました。
また、生きる自信と愛を届けてくれたSKY-HI。
本当にありがとうございます。
出会えたことに感謝です。
2年ぶりのアルバム、
生半可じゃないよ…!