内容のない手紙を送ろう

多趣味。にわか音楽好きのミーハーブログ。SKY-HI(a.k.a. AAA 日高光啓)、SixTONES(ジャニーズJr)、そして宝塚などなど。多趣味で、誤字脱字が多い。

宝塚音楽学校受験・体験記6

来年度の受験生の皆さんは、本番に向けて準備が本格化している頃でしょうか。
ここ数ヶ月ほど、アクセスの5割近くがこのシリーズに集中しています(笑)


結局、昨年度の受験までに体験記を書き終われなかったので…二次試験後半について、今更ながら、付け加えようかなと思います。


(*受験から数年は経っているので、システムが変わっているかもしれません。ご了承ください。)


二次試験面接

前にも書いた通り、二次の待ち時間は長いです。

せっかく朝早くにきっちりセットした髪やレオタードの着こなしも、この待ち時間で崩れてきてしまうことがあります。面接前には、必ず身だしなみを再確認してから、審査に向かうことをおすすめします。

さて。

いつも通り、待合室で10人ずつ番号を呼ばれて、本科生の後について教室に向かいます。

二次の面接は、一次とほぼ変わりませんが…
いくつか違ったのは:

会場となる教室が広い
声を若干大きめに調整した方がいいのかもしれないです。


質問項目に「受験回数」が含まれる
確か、一次では聞かれなかった項目が追加されていました。一回目・初めて〜二回目〜三回目〜四回目、という風に答えます。


教室内に、受験生が座る椅子が置いてある
一次は、立ったまま整列して一人ずつ審査を受けましたが、二次では、椅子に座って待機します。順番がきたら立ち上がって、所定の位置(床にテープが貼ってある)まで移動して、しゃべります。審査員の方は、椅子に座っている受験生のこともたまに見ていたので…待機中の姿勢も、審査の対象なのかもしれません。



審査員の中に、大御所登場
私の年は、なんと、審査員の真ん中に松本悠里先生がいらっしゃいました。いやぁ、入場して、松本先生がいるとわかった瞬間の私の心はもう、「ドッシェエエエエエエエ」って感じだったのですが、必死に冷静を装いました。はい。黒を基調としたお召し物に、メガネをかけていらっしゃいましたが…松本先生の周りは、さすがのオーラが漂っておりました。

ちなみに二次の面接は、あの正塚晴彦先生が進行されました。「はい、じゃあ椅子に座って、順番に前に出てください」みたいなところは王道の進行でしたが…

最後に笑顔を見せるところで、



うん、じゃあ楽しいこと思い浮かべて。」



でたっ突然のマサツカイズム!(笑)

音楽学校の演劇指導も担当していらっしゃる先生ですが、こういうユニークなところを垣間見られて、ヅカファンとしては笑顔というよりニヤニヤしてしまうような瞬間でした。



ダンス審査1:振り付け確認

さて、1日の終わりのビッグイベント。
(もちろん、受験生によって審査の順番が変わるかと思いますが…)


ダンス審査は、試験本番前に別室で振りの確認が行われます。もしかしたらこれは、振りうつしから時間が経った後に審査の順番がくる受験生限定なのかもしれません…が、とにかく、振りうつしだけでは自信のなかった私には、神の救いのような制度でした。

鏡のついている広めのダンス教室で、審査には参加しない別のダンスの先生がお二人。他に、模範演技の本科生さんが数名いらっしゃいました。ここで、振り付けを一通りおさらいして、音楽と一緒に何回か練習ができます。


ダンス審査2:講堂で、本番。

振り確認のあと、(確か)直接、講堂に向かいます。これもすべて、本科生さんの誘導にしたがって動きます。確か、振り確認の時から、タオルと水筒は携帯可だったと思います。講堂の外に、持ち物を置いて…本科生さんの段取り確認を受けます。確か、10人並んで入場→二人ずつ、バレエとジャズを一回ずつ踊るという流れだったかと。


入場すると、尚すみれ先生ほか、男女5、6人くらいは審査員がいらっしゃったでしょうか。(ダンスが一番苦手だったので、この辺りの記憶はすごく曖昧です。)朝の振りうつしと同じ会場とはいえ、10人だけで入場すると、とっても広く感じられました。


ダンス審査で、私がうまくいかなかったなぁと思ったのが、一緒に踊るもう一人の子との間隔の取り方です。バレエは特に、グラン・ジュッテ(懐かしい響きだ…笑)など、空間を広く使って、斜めに移動するパが多かったので…一瞬、あわやぶつかりそうになってしまったことがありました。


やはり、ただならぬ緊張感。


もう何回も確認したとはいえ、振り付けをスムーズに思い出せないことがあり、これが受験の魔物か…とさえ思いました。

ダンス審査は特に…

「自信とスキルのある子」「スキルはなくても、上半身と表情の表現で踊れている子」「振りを間違え、テンパってしまう子」…

いろんなパターンがあるなと思いました…




以上が、私の宝塚受験。



ダンス審査終了後、各自待合室に戻り、着替えて、音楽学校を後にします。一緒に受験した子は別のルーティンで回っていて、先に帰ってしまっていたようで…一人で帰りました。一年間、たくさんレッスンを重ねてきた最後に…なかなか静かなアンチクライマックスだったなぁ。


合格発表と、その後

合格発表はウェブサイトで。受かった自信がなかったので、サクッと見て、「あ、落ちたな…」という感じでした。その日の午後は、同じく不合格だった友達と二人で花の道の老舗カフェに行って、思う存分スイーツを食べまくりました(笑)「ダイエット、ひとまず終了!」「来年も頑張ろう!」みたいな。


宝塚ホテルは、三次試験の合格発表の日まで抑えていたので…そのまま宝塚に残って、大阪の友達に会ったり、宝塚観劇をしたりして過ごしました。実は、三次の発表も野次馬しに行きました(笑) 同じワークショップを受けていた先輩が合格してたりして、それが自分のことのように嬉しかったです。(ちなみにその方からは、今もおハガキが届きます。)



そんなこんな、懐かしい思い出です。



結局、私は二回目の受験をすることはありませんでしたが…


もし、このブログを読んでいる受験生の子がいたら…
心からのエールを送ります。

がんばれ!悔いなく進め!輝いてるよ!


タカラジェンヌ」という夢は、絶大です。

でも、タカラジェンヌ」になれなくとも、「宝塚受験生」でいられたあの一年間は、苦しいけど美しい、宝物でした。夢に向かって、全力でもがくことは、年齢を重ねれば重ねるほど、難しくなっていく気がします。


だから、


今、この瞬間を、

存分に楽しんでください。



受験本番までもう半年…(^^)
清く、正しく、美しく…♪


もう、私はただのヅカオタですが…

応援しています!